「Cachemire sheath(カシミヤシース)」は、フランスのエクランの4つの季節を表しており、シリーズも4種類展開されています。私が購入したのは太陽を思わせるようなオレンジ色で、所々にラメが装飾されています。ボンボンショコラのアソートで12粒入りです。
レビュー第2弾です。
第1弾や「シャポン」についての簡単な説明はこちらをご覧ください。
私が食べた印象は……
Praline Royal Lait:
イタリア/スペイン産のプラリネ。
その1でレビューした「Praline Crial Fondant」に似た味で、クルミがないバージョン。なんですが、なにかナッツのサクサク感と、香ばしい苦みがあります。ガナッシュは一緒で、ミルクチョコが違うのかしら。
名前は不明:
こちらもガナッシュは「Praline Crial Fondant」「Praline Royal Lait」に似ています。こちらのほうが、ローストしたナッツの香りがソフトです。多分コーティングのビターとのバランスを取って、ソフトにしたのでしょうね。
Ganache Poire Amande:
ビターアーモンド、ミルクチョコレート。
ぱりっとしたコーティングの中には滑らかなガナッシュ。苦く、そして酸味があります。アーモンドは探してみましたがよく分かりませんでした。(そもそもフレーバー名が違うのかも)それよりも珈琲の香りがします。強いフレーバーなのにキレがあり、味がなくなるまでが一瞬の出来事のようです。
Caramel Violette:
スミレの香りのキャラメルガナッシュ。
これまでスミレのガナッシュを色々食べてきましたが、ここまで輪郭のはっきりしたスミレの香りは初めてです。キャラメルは甘酸っぱく仕上げられています。とても香りが高く、すこしアルコール分があるかもしれません。コーティングされたダークチョコの甘さと、ぴりっとした酸味が相乗効果で引き立ちます。
Ganache Thé:
イースターに注がれたお茶。
ガナッシュにはプーアルやキームンなどの中国茶を使用していると思われます。鼻にスモーキーな薫りが抜けていきます。渋く、力強い味です。これだと一緒に飲むお茶に負けないですね。
Rosefram:
ラズベリーの果肉とバラの花びらのガナッシュをミルクチョコレートでコーティング。
口が潤うラズベリーの酸味に、バラの麗しい香り!
とてもロマンティックです。ですが全体的に甘さはひかえめ。ミルクチョコも味を抑えていますね。フレッシュな香りと酸味を楽しむ一品です。
私は「Coulis de Cassis」「1er Cru Noir Amer」「Caramel Violette」「Rosefram」が好みでした。
シャポンは「くっきりはっきり」していました。
ナッツ系は限界まで香ばしくそしてサクサク、フルーツ系はそのものを食べているかのようなフレッシュさ。
シャポンのチョコレートは味の粒がたっていて、はっきりしているのが特徴ですね。
だから透き通ったような印象になるのかもしれません。
私はフレッシュなボンボンショコラが好みなのですが、とても好きになりました。
(でも不動の一位はファブリス・ジロットですっ)
ショコラティエのパトリス・シャポンさんは相当のアイデアマンで、クリスマスシーズンになると、お店になんと400種類ものチョコレートが並べられるそうです。わたしが食べたのなんて、ほんのほんのひとつまみです!
シャポンはどこで味わえる?
オンラインはあるものの、日本への発送は行っていないようです。
私は個人輸入代行を経由して購入しました。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、お問い合わせからでも右のツイッターからでもご連絡ください!
気温の関係上、購入できるは3月中が限度かなと思います。