ドゥブルベ・ボレロ「ボンボンショコラ」

ドゥブルベ・ボレロ

「ドゥブルベ・ボレロ(W.Boléro)」は、滋賀県守山市にあるフランス洋菓子専門店です。シェフの渡辺雄二さんは、鎌倉の「レザンジュ」で修行を重ねた後、2004年に南仏の別荘をイメージしたこのお店をオープンさせました。各国から厳選して取り寄せたこだわり素材を使い、日々研究を重ねつつ制作、美味しくお値ごろで提供することを心がけています。

このボンボンショコラは、2013年4月に伊勢丹新宿店で催事販売されていたものです。全10種の中から6つ選んでみました。

私が食べた印象は……

赤ワイン(vin rouge):
赤ワイン土を思わせるようなワインの香りとアルコール。すっと溶ける滑らかなガナッシュの後には渋みが残り、これをフレッシュというのかは分かりませんが、とてもワインらしいチョコレートです。ワインを沢山飲んだら口の中に渋い何かが残る感じ、わかりますか? あの感じです。アルコール分は強めです。

シソ(perilla):
シソこのシソのイメージは、梅干しと一緒に浸けられてる赤紫蘇です。はっきりしたシソの香りに塩分が合わさって、キレがあります。甘くないシソのチョコレートは初めての経験です。味を梅干しに寄せていくアグレッシブさは、日本人ショコラティエだからこそですね。

フランボワーズカネル(franbois cannelle):
フランボワーズカネルかなり苦くコクがあるダークチョコガナッシュに、フランボワーズの果肉と種が入っています。そしてあとから追いかけてくるシナモンはシリアスな印象。可愛らしい赤の水玉模様のチョコなのに、いただいてみると苦酸っぱい漢方的なフレーバー。このギャップ、面白いです。

バルサミコ(barsamique):
バルサミコ目を瞑ってしまうほどのバルサミコの酸味!ガナッシュの味がキラキラしていて美味しいです。滑らかであり、またザッハトルテを食べているような歯ごたえと密度があります。バルサミコの酸っぱさがアプリコットを思い出させ、さらにそんなイメージを強くします。

プラリネシトロン・サレ(pralinecitronsale):
プラリネシトロン・サレアーモンドとシトロンの爽やかな香りがなかなかの好相性。小さなシトロンのピール(多分)が入っています。全体的に甘さひかえめで、ときどき含まれる塩の粒がプラリネにコクをもたらし、またその刺激にハッとさせられます。アーモンドキャラメルのような風味です。

エピス(epice):
エピスまさにチャイを思わせるカルダモンやシナモンといったスパイスの香りたちと、コクのあるミルクガナッシュ。塩味も少し効いています。これは美味しい。食後にいただくと締まるんじゃないでしょうか。「アルナスマ」のスパイスアラビアが好きなら、これです。

私はバルサミコとエピスが好きでした。

アステカに思いを馳せてしまうフレーバーたち

食感やフルーツの果肉感にこだわりのあるドゥブルベ・ボレロのボンボンショコラ。なるほどその通りで、フランボワーズのつぶつぶや、バルサミコのしっかりした歯ごたえなど、それぞれに特徴があり楽しくいただくことができました。

他に感じたのは”甘くない”ことですね。なるべく砂糖を使わないようにしているのか、甘味は素材頼りといった印象を受けました。プラリネやミルクガナッシュにも塩分があり、甘さに針を振れさせません。風味もスパイシーだったり土っぽさがあったり。このことで、薬や健康的というイメージに流れ着き、その結果、アステカ人はかつてチョコレートを薬として飲んでいたんだよな、こんな感じだったのかな、とチョコレートの歴史に思いを馳せる事になりました。

なんとも真面目なフレーバーのチョコレートです。

商品情報

名称 チョコレート
購入価格 1粒 189円(税込)

ドゥブルベ・ボレロはどこで味わえる?

ドゥブルベ・ボレロの商品は、滋賀の直営店もしくは公式オンラインショップで購入ができます。
また、催事販売も積極的に行っておりますので、詳細は公式サイトをご覧ください。近くに来ているかもしれませんよ。
ボンボンショコラは季節限定販売です。

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