シャポン「Cachemire sheath」その1


「シャポン(CHAPON)」のショコラティエ、パトリス・シャポンさんは、イギリスのバッキンガム宮殿でアイクスリーム職人として働いた後、1985年、24歳の時にフランスの実家の地下室でチョコレート制作を始めます。1993年、シェルの工房に併設された小さなお店を経て、2001年、パリ16区に独立したお店を構えました。
2003年サロン・デュ・ショコラのグランプリをはじめ、多数の賞を受賞しています。

「Cachemire sheath(カシミヤシース)」は、フランスのエクランの4つの季節を表しており、シリーズも4種類展開されています。私が購入したのは太陽を思わせるようなデザインで、所々にラメが装飾されています。ボンボンショコラのアソートで12粒入りです。

大事すぎて少しずつ食べているので、2回に分けてレビューしたいと思います。

私が食べた印象は……

(左上から右→次の段の左、の順に)

Coulis de Cassis:
chaponcof3ブラックカラントの果肉とダークチョコレート。
とんでもないフレッシュさがあります。まるでブラックカラントそのものを食べているかのような味のクリアさ。そして強烈な酸味。これがジャムではなくガナッシュという驚き!すごく美味しいです。

Ganache Xéres:
chaponcof4シェリー入りキャラメルガナッシュ。
はじめにシェリーの香りが口に広がり、のちに渋みと苦みが前へやってきます。アルコールも相まって余韻が長く続きます。キャラメルの甘い要素はなく、ミルキーな香りと舌触りがベースにずっとある、といった感じです。

Praline Crial Fondant:
chaponcof6イタリア産プラリネ、キャラメリゼされたスペイン産クルミ。
まるで食パンを焦がしたかのようなキャラメリゼの香ばしさ!そしてクルミの食感がサクサクしていて心地良いです。コーティングがミルクチョコで、プラリネも甘めなのが良いですね。ビターだときっと眉間にしわがよるほど強気なフレーバーになってただろうと思います。

chaponcof名前は不明:
2層になっており、上の層はマジパンだと思います。こってりした舌触りと杏仁豆腐のような華やかな香り。下の層は香ばしいナッツのサクサクプラリネ。全体的には苦みとコクがあり、ときおり訪れるマジパンの良い香りにハッとさせられます。

1er Cru Noir Amer:
chaponcof7ピュアオリジナルカカオ。
とってもなめらかで口溶けがよく、すこし酸味のあるガナッシュ。
甘く透き通った味ですごく美味しいです。

Ganache Basilic:
chaponcof8煎じたバジルのガナッシュ。
はっきりとバジルの香りがします。ビターでシンプルな味です。
食前にいただくのが良いかもしれません。

前半終了!

初めてのシャポンですが、これは…やばいですね。
自分の中のチョコランキングが変わる勢いです。
特に「Coulis de Cassis」。これ系のフレーバーはもともと好みなのですが、
あまりにも美味しすぎて椅子から立ち上がり、しばらくウロウロしてしまいました。
全体的には、透き通っている味の印象があります。

残りのボンボンショコラも楽しみです!

Chocolate Chapon

シャポンのチョコレートはどこで味わえる?

シャポンは残念ながらまだ日本に上陸していません。
オンラインショップはあるものの、日本への発送は行っていないようです。
私は個人輸入代行を経由して購入しました。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、お問い合わせからでも右のツイッターからでもご連絡ください!
気温の関係上、購入できるは3月中が限度かなと思います。

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