「ベルコラーデ」は1988年にピュラトス社により設立されたクーベルチュールメーカーで、ベルギーのアールスト市近くにあるエーレムボードヘムで製造を行っています。ベルギーの伝統的な製法で作られたクーベルチュールは、世界中から高い評価を得ています。
この「ルージュ」は食材やチョコレコートがもつアロマから連想される女性のイメージを、ボンボンショコラに仕立てたものです。
私が食べた印象は……
(左上から時計回りに)
CUTE:
ホワイトチョコ(ドミニカ)×ヨーグルト×レモン×ハチミツのガナッシュ。
まずヨーグルトの爽やかな酸味が広がります。のちに、レモンとコーティングのダークチョコの苦みがほんのりやってきます。一言でいうと甘いヨーグルト味のチョコレート。後味すっきりです。
GRACEFUL:
サクラ×ホワイトチョコ(ドミニカ)のガナッシュの上にチェリーの酸味あるパートドフリュイ。二層になっています。全体的にフレッシュで酸味が強いです。桜はゆったり香ります。これに塩が入ると、また日本的な味がして面白そう。
STYLISH:
ミルクチョコ(ベネズエラ)×ライスパフ×白ごま×アーモンド。すべてが香ばしい! ごまの香りがいちばん主張しています。固い食感ですが、くちどけはなめらか。
GLAMOROUS:
ミルクチョコ(バヌアツ)×ココナッツミルク×ジャスミンティーのガナッシュにアプリコットのパートドフリュイ。二層になっています。ミルキーでまったりした味わいに、アクセントのアプリコットが効いていて、目が覚めます。
CLASSY:
ミルクチョコ(コスタリカ)×ダークチョコ(コスタリカ)×黒蜜。黒蜜はさらさらのシロップです。喉の奥に刺激があり、これが味の余韻につながります。味はするけれど、香りはあまりありません。
CHARMING:
ダークチョコ(ペルー)×カシス×オレンジリキュール。カシスの味を探し当てることができませんでした。オレンジリキュールのほわあとした揮発感と苦みの強いダークチョコのコラボという感じです。
CUTEとGLAMOROUSが美味しかったです。
ベルコラーデは、チョコ好きになるきっかけでした
ベルコラーデのボンボンショコラはバレンタインの時期にしか買えないので、毎年楽しみにしています。「フードペアリング」というテーマが好奇心を刺激させられます。左の写真は2009年に買った「シラノアソート」。これで産地別チョコの楽しさに目覚めました。チョコレートの楽しさはベルコラーデに教わり、ファブリスジロットで爆発した感じです。ありがたやありがたや。
どこで味わえる?
普段はクーベルチュールチョコを製菓材料店で買うことができます。直径3センチほどの円盤形は、製菓用のほか、おやつとしてボリポリできるので好きです。
製菓材料店の「スイートキッチン」は、それぞれのクーベルチュールについて、詳しい味の説明を載せてくれています。
あと北海道でしたら「ショコラ・フランダース」がベルコラーデのクーベルチュールでボンボンショコラを作っています。ベルコラーデの食べ比べセットも売っていましたよ。私が訪れたときは、ベルギー人のショコラティエ、フェアリンデン・トムさんが接客してくださいました!
今はバレンタイン後のお休みらしく、23日からまた営業再開だそうです。
オンラインショップは時期によってオープンしております。
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※このレビューは下記ブログでも掲載しています。よろしければこちらもどうぞごひいきに。
世界一周はチョコレート箱にのって